県広報コンクールの開催
全体的に「読んでもらおう」という工夫、意欲が感じられる作品が多く、各団体が広報に力を入れていることがうかがえる。ただ余りにもその意欲が強すぎて、レイアウトや文字数、色使いが過剰になってしまい、総合的な印象で損をした作品も目立った。全体の水準は確実に上がっており、今後が楽しみな団体も多い。受賞作を先頭に来年に向けて各団体がさらに研さんをされることを期待したい。 最優秀賞のとぴあ浜松は相変わらずとびぬけた企画力とデザイン力を誇っている。更なる冒険を希望する。奨励賞2件は共に全体としての流れ、ストーリーづくりを研究すると良いだろう。色、書体等も使いすぎで、かえって読みにくくしている点に注意したい。 全体がカラー版が多くなった。そこで、全体の色のバランスや両ページの雰囲気などの感じが大切になると思う。文章も読みやすくレイアウトも工夫されているが、思い切って新鮮というのは「とぴあ」だったと思う。字の大きさ、行間など、読ませるにはやはり工夫が必要であろう。再生紙などの表示は、環境問題への取り組みの姿勢のあらわれであり、啓発の一つと思われる。特集で問題提起、新しい取り組みなど読みごたえのあるものが目を引いた。 |