県広報コンクールの開催
一枚写真は瞬間を捉えた優れた作品を掲載すべきです。広報マンたちがその一枚のためにどれだけのカットを考えながら撮影しているのかがよく見えてこなかった。10枚20枚の中から一枚を選んでいるのか、200枚300枚の中から一枚を選んでいるのか。面倒な作業ではあるが自分が納得のいく1ショット選びにどれだけの時間を費やしているのか、それが見えてこなかった。中には感動ということをよく分かっていて作品にわくわくどきどきした瞬間を捉えた一枚もあったが、全体的にすごいと思わせる作品が見受けられなかった。広報マンはもっと感動すべきであり、そのための素養をつけるべきである。 写真撮影というのは経験なので、いろんな場面で(天候、屋内、屋外、逆光、夜間等)何回くらいシャッターを押したかによって少しずつ上手くなっていきます。デジタルカメラの進歩で、誰でも。(誤解を恐れずに言えば、猫が歩いていてシャッターを押しただけでも撮れてしまいます。) そんな中で、他と区別するには撮影者の意図がその写真に現れているか、だと思います。 1枚の写真を見ただけで、その撮影した思いが伝わってくる、周りの状況が判る、写真の説明文を読まなくてはその状況が判らないのでは1枚写真とはいえないでしょう。 また、上に書いた事とは反しますが、写真コンテストではないので、撮影しながら、ここにキャッチを入れよう、ここはトリミングでカットできるなとか、いろんな事を考えながら撮影しなくてはいけませんね。 読者に判りやすく届けるには、説明文はなるべく少なめにできるような撮り方をしましょう。 それには、何回もシャッターを押す事でしょう。 デジタルカメラの高精度化でプロ並みの写真撮影が可能になった昨今、その差は技術よりも被写体の周辺にある空気感をどう撮るかの違いです。 応募作品の殆どは素直に真正面から被写体を捕らえていて、その差は僅差で甲乙つけがたい。 その中で特に目を引いたのは、大胆にトリミングしたもの、アングルの面白さ、レンズを効果的に使用した作品だった。一枚写真の場合、ほんの僅かであるが、そういう工夫がなされた写真に軍配が上がる。 気になったのは、写真の善し悪しでなく、キャプションのレイアウトやフォント選び、処理の仕方だった。 文字を読ませようとして、闇雲に白や黒のフチ取り処理するのは、かえって見にくい場合があります。写真との融合性に欠け、写真の良さを消してしまいます。そういった処理をしないで済む、可読性の良い位置にレイアウトする心掛けも大切です。 |
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