県広報コンクールの開催
紙面を作る担当者と写真を撮影する担当者の意思疎通がうまくいっていないような作品があったのは残念。写真の位置(たて、横など)はレイアウトを頭に入れて撮りたい。
何を表現したいのか、何を伝えたいのか、明確な意思を持ちたい。手前に花や果物などデフォルメした写真などを学びたい。
ストロボの使い方にやや難のある作品もあった。使い分けをしっかりとマスターしたい。
全作品29点を全部並べて見たのですが、一点ずつ見ているのとは又違う感じがして、みんな甲乙つけがたく撮影者の技術はみんな良く、そしてこのシャッターを押した瞬間はこの世でたった一枚の写真です。
ただ出来れば、カメラのファインダーの中で構図やトリミングを決めてからシャッターを押してみたいですね。
そして、カメラの目線の高さを上下して見て下さい。
別のアングルが見えてきますので、続けてシャッターを押して下さい。
個々にみれば色々ありますが、全体として撮影担当の方々の努力が見られます。 当審査に携わって今回が3度目となりますが、年々写真技術のレベルが高くなっているように感じます。デジタルカメラの精度はここ数年安定していることからすれば、これからは撮影者の感性に委ねられます。その差がだんだん無くなってきていることは喜ばしいと言えます。オートモードでただ撮影すれば良いと言った写真が少なくなったと同時に、より表情を捉えたいといった思いが写真を通して伝わってきます。 審査するに当たって、その差を見つけるのは至難ですが、広報印刷物としてレイアウトされた時にどう効果的にトリミングされているか、生かされているかを見比べます。良い広報物は、良い写真を良いサイズで、良いトリミングをされていることが基本ですが、タイトルやキャプションなど文字情報が必ず含まれる中で、その文字情報の入れ方次第で、善し悪しの差が出ることは言うまでもありません。 表紙の応募が多い中、タイトル周りの文字レイアウトがなおざりにされている表紙が多く見られました。タイトルの位置が不安定なため、せっかくの良い写真も落ち着かず全体がちぐはぐな表現と成ります。発行ナンバーリングの数字の見せ方一つに気を配ってレイアウトしたいところです。 キャプション等の文字情報も大切な要素ですが、もう少し内容を整理すればもっと写真を効果的に生かせるというもの。無闇に白フチ処理をしない方が良いというものなど、一工夫することで写真が生きてきます。写真の良さを殺さないためのレイアウトは必ずあります。読者の目を止め、興味を持ってもらうための表紙にするためにはこうした気配りが大切であることを知っていただきたいと思います。 |
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