県広報コンクールの開催
市の広報番組とPRビデオを並べて評価するのは、目的の違いもあり、少々無理がある気がします。
その中でも各市の映像作品はていねいな作りであり、その意味で好感がもてますが、広報番組においては、どうも新しさを感じられない、「どこかで見た」感のあるものになっていたように思います。ただし、自主制作である富士市には拍手を送ります。自分の好みとなってしまいますが、やはり静岡と藤枝のビデオは楽しめるものでしたし、もっと頑張れとエールを送りたくなります。違うものを比べてしまったため、自分の評価が公平でないことを申し訳なく思っています。 観光客を誘致するための広報作品と市民へのお知らせのための広報作品とで差がでてしまうのは否めないが、今の時代は内容、映像、構成ともにアイデア勝負だと思います。そうした意味では、今回、アイデアにあふれた作品も見受けられ、審査に立ち会えて参考になったと思っています。 審査を担当させていただいて数年目になりますが、地域の特長をどんな切り口から取り上げて、どうアピールしていくのかという点で企画力が向上しているのを感じます。 一方で既存の映像広報枠と新しいアイデアとの<形式と内容>のすり合せに苦労されている様子を見てとれました。最優秀賞の「ふふふ ふじえだ」は、好みは分かれるかも知れませんが、強烈なオリジナリティーを発散する“怪作”です。 |