県広報コンクールの開催
〈審査委員〉
NHK静岡放送局放送部副部長 吉田 純
静岡第一テレビ報道制作局長 中村 克弘
静岡文化芸術大学デザイン学部教授 古田 祐司
※審査委員の寸評は順不同です
◇制作費ゼロから500万円超までの作品を同じ土俵に乗せ評価するのはとても難しいことです。全てが別々の方向の意図を持っていますし、その意味でどれも楽しむことができました。 短くてもきちんと伝わるということで言えば、手作りの富士宮市の作品だって長泉町に負けない温かさがありますし、制作会社がきちんと作った長編はプロの仕事だけに分り易く構成されていました。ただ、全体を通して「はっ」とする発見や気づきは少なかったように思います。その点が少々残念でした。 ◇自分以外の誰かに見てもらって、何かを感じ取ってもらう・・・目的や種類を問わず、すべての映像で最も大切なことであり、同時に最も難しいことでもあります。 他人のホームビデオを見せられるのは、苦痛です。それが何故なのかを考えてみて下さい。身内にとっては、何が映っていても“意味”があるとしても、それが他人にとっても“意味”のあるものにするために、すべての映像技術はあります。 ◇それぞれが自分の街をアピールするために工夫をこらした作品だと思うが、作品の時間が1分から42分とばらつきがあり、正直、これを、同じテーブルで評価するのは難しかった。実際に放送できるような作品もあったが、細かなところでは、場所や固有名詞でルビの必要性、また、イベントなどでは、開催の時期などの説明がほしかった。 |