県広報コンクールの開催
〈審査委員〉
NHK静岡放送局放送部副部長 高 柳 哲 也
SUT報道局長 永 井 学
静岡デザイン専門学校講師 竹 島 瑞 樹
◇今回出展された作品は、比較的短めの映像が多かったように感じます。短い映像では、できるだけメッセージをシンプルにすることが大切です。情報を盛り込みすぎて、説明に終始してしまうと結果的にわかりにくくなってしまいます。構想段階で、いかに枝葉をそぎ落とし、伝えたい幹の部分を明確にできるかがポイントです。 また、短い映像作品では、冒頭のつかみが重要です。 出し惜しみせずに、よいカットから使っていくこと。さらに、音や字幕にもこだわってください。 無音の時間や、聞きずらい音が続くと、逃げられてしまいます。 また、字幕の色や、大きさ、フォントにもこだわってください。 ネット動画の世界では、最初のカットで、どんな内容なのかわかる字幕をつけないと、見てもらえないというデータもあります。 これまで長きにわたり、映像はテレビで見るのが主流でしたが、いまの若い人たちの多くは、スマートフォンの小さな画面で自分たちの見たい映像だけを選んで見る時代です。 しかも無音で見るそうです。ネットの世界では、従来の放送の常識は通用しません。視聴環境が変化していく中で、どうやったら映像を見てもらえるのか? これからの映像作品には、ターゲットやテーマを明確にするだけでなく、どのメディアで映像を出すかによって、制作のやり方も変わってくるのだと思います。 ◇どの自治体も、市や町の良さをアピールしたいという熱意は伝わってきました ◇各市町がメッセージを伝えるために様々な事を考えて映像制作をされていることが非常に興味深かったです。 ただ、誰に向けて、何を伝えどういった効果を目的としているのか?その点が映像で伝わるともっともっ効果的にPRができていくのではと感じました。 |