県広報コンクールの開催
上位2町の広報誌に共通するのが、特集の重点化と重要テーマを町民に真面目にアピールするという姿勢。スタッフの少ないことで、ともすれば「手がかけられない」状況の中で、本格的な特集で、町民に考えて欲しい、一緒に町の課題を解決したい、という広報誌本来の役割を前向きに果たしていることを大いに評価したい。奨励賞は、読みやすく配慮の行き届いた誌面づくりを評価して、今後の企画の充実を期待したい。 全体的に特集に力を入れている町が多く、なかなか読みごたえがあった。写真のレベルも上がっている。特に表紙写真は良かった。文化的、歴史的なものをとりあげている町もあり、今後も編集していってほしい。 最優秀賞の川根本町は、内容の重厚さに圧倒された。読みものとして一つ一つの話題がていねいに記述されている。優秀賞の大井川町については、学校図書館という地味な内容を紹介する点が、特集として、また町としての体制がすばらしい。全体として色づかい、デザイン力が向上している町は、町民との距離が近い点が、読んでいて非常に楽しめる。今後もがんばってほしい。 |