県広報コンクールの開催
広報紙に写真を掲載することにより、市民への話題作りやにぎわい、絆などいろいろ反響が大きいと思います。また、市民への配慮を考え広報紙作りを行っていることがよくわかりました。
1ページや見開きで組写真を掲載する場合、ビジュアル的な要素も必要になってきます。同じ撮影サイズのものが掲載されていても変化がありません。同じページの中にアップ写真、思いきったワイド写真、よこ長、たて長写真など変化を持たせることに由る視覚効果が有効です。 今回の各市町の広報紙では、市民のことを考えて写真枚数を多くしたり、表情豊かな写真にこだわった作品になって見応えのある紙面になっていると思います。また、取材前に考えた意図が、いざ現場で取材してみると「こっちのほうがいい」と、変更されることもしばしばあったと思います。そんな中でも臨機応変に対応していることは大切なことだと思います。前年踏襲も大切かもしれませんが、前年と同じ事象を今年も取材して広報紙に掲載する場合、今年の特徴(例えば不景気で規模が縮小されたなど)を取り入れることが大切だと思います。 これからも市民目線を大切にしたすばらしい写真を期待します。 一枚写真ではなく組み写真。 組み写真で表現可能な世界は「連続性」と「多重(構造)性」の二つである。組むからこそ深まる世界。 組むからこそ生まれる物語。 組むからこそ動き出す時間。 組むからこそ現れる表情。 写真が成功しているかどうかは、そこに視点があるかどうかである。 ただ、その日の事柄を並べただけでは組み写真にならない。 起承転結だけでは表現できない世界がある。 並べ方も問題だ。それは「後先」ということである。 何をどういった順番で見せれば効果的か。 撮った順番で見せる方がいい場合もある。 思い切って、間を抜いてしまう方法もある。 いずれにしても、「文脈」をいかに構築するかである。 組み写真の難しさは、沢山入れたいという思いからどうしたら離れられるかという事だと思います。 基本になるのは、説明をコピーでするのではなくて、写真を見ればわかるようにしていくことでしょう。 視覚に訴える、見た瞬間に中身が想像できる事が必要ですね。 次に、コピーを読みたくなるという事ができれば成功でしょう。 写真で訴えているのですから、コピーはなるべく簡単にすぐに読み終える事ができるくらいに少ない方が、写真も大きく扱えますし読者にとっても良いでしょう。 組み写真だからといっても、1枚ずつのトリミングも必要になります。 時間のない中での作業は大変ですが、この一手間が読者に訴える力になります。 全体的には1枚写真より低い点数になりましたが、全部入れたいという思いが強すぎる感想を持ちました。 |